タイトルバック : アイギス・トルテス国立公園

 スペインを訪ねるのは、今回で3回目になるのですが、スペインの北部を訪ねるのは初めてのことです。フランスとの国境には、長さおよそ400キロメートルにわたって険しいピレネー山脈が横たわっています。その険しさゆえに、ヨーロッパとスペイン及びポルトガルとの文化交流は、大いに阻害されてきたといわれています。しかし、ピレネー山脈に沿って、そしてスペインの北海岸を辿って西のはずれのサンチャゴ・デ・コンポステラまでの道が拓かれることになって、中世には1年に50万人以上の巡礼者たちがピレネーを越えて歩いたと言われています。パリを起点にした、その凡そ900キロの道程を『巡礼の道』といいます。その道に宿場町が発達し、今なお中世の面影を色濃く残している町や村が静かな山間に散在しています。

 そのいくつかを訪ねながらロマネスク美術の文化遺産を観賞しようというのが、今回の旅の目的でした。実は、レンタカーを利用しての計画を進めていたのですが、諸事情が分かるに従い、急きょツアー旅行に便乗することにしたのです。メンバーにも天候にも恵まれ収穫の多かった今回の旅を、画像を中心にしながら報告したいと思います。

=★ 目次 ★=
旅の入口
1日目(5月24日)
各日付・コースをクリックすると直接そのページへ行けます
成田空港→ロンドン・ヒースロー空港→バルセロナ(泊)
2日目(5月25日) バルセロナ→ビック→ジローナ(泊)
3日目(5月26日) ジローナ→リポール→アンドラ公国(泊)
4日目(5月27日) 快晴 アンドラ→セウ・デ・ウルヘル→ヴィウ→タウール→アルティエス(泊)
5日目(5月28日) アルティエス→アイギス・トルテス国立公園→アルティエス(泊)
6日目(5月29日) アルティエス→ハカ→ハビエル→パンプローナ(泊)
7日目(5月30日) パンプローナ→サン・セバスチャン→サンテイジャーナ・デル・マール(泊)
8日目(5月31日) サンテイジャーナ・デル・マール→アルタミラ→コミージャス→
→ピコス・デ・エウロパ→フェンテ・デ(泊)
9日目(6月1日) フェンテ・デ→コバドンガ→オビエド→レオン(泊)
10日目(6月2日) レオン→アストルガ→ポンフェラーダ→サンチャゴ・デ・コンポステラ(泊)
11日目(6月3日) サンチャゴ・デ・コンポステラ(市内観光、泊)
12日目(6月4日)
最終日(6月5日)
サンチャゴ・デ・コンポステラ→マドリッド・バラハス空港→
→ロンドン・ヒースロー空港→成田空港


【旅の全体地図】

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