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風の国・パタゴニア 水彩
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チリ
1994年夏
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今迄に沢山の国を訪ねてきましたが、此処は日本から最も遠い国になります。パタゴニアは南アメリカの最南端に位置していて、年間を通して風が強いことが代名詞にもなっています。大自然そのままのパイネ国立公園をトレッキングしていて、何度か強風に襲われました。その都度、飛ばされないように大地にしがみついたことが忘れられない思い出です。 |
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パイネ山群 水彩・37cm×27cm
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チリ/パタゴニア
1994年・夏
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「パイネ山群はトレッキングの穴場だよ」と誘われて此所まで来たのでしたが、成田を発って、まるまる3日を要してしまいました。しかし、それだけのことはあったと思います。天に向かって屹立するその山容に圧倒され乍ら、その山懐を1週間トレッキングで楽しみました。湖に崩れ落ちた氷河の氷塊を岸辺に引き寄せ、オンザロックで乾杯したり、此処にしか生息していないグアナコ(ラクダ科の動物でリャマやアルパカの仲間)と遊んだりしたこと、楽しかったことが沢山思い出されます。 |
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桟橋のある風景 油彩・P6号
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チリ/パタゴニア
1994年・夏
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地球最南端の街:パタゴニア。その南端にあるこの港町(プンタアレナス)には人影も少なく、冷たい海風だけが吹いていました。遠景の山並の向こうは、ドレ−ク海峡を挟んで南極です。この桟橋から南極行きの船が出ていきます。 |
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