2008フランス周遊の旅

◆6日目(11月26日)薄曇り

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◆雪雲の下を北上

 7時半、ホテル出発。天気予報によると、途中降雪による交通渋滞が心配されるという。予定より30分早い出発となった。外はまだ暗かった(写真左下)。今日は。ブールジュまで380km、バスで4時間半の長丁場である。今日からドライバーが交替、バスの色も赤から白に変わった。
 予報は半分当たり、1時間走った頃、窓の外には雪景色が広がった(写真右下)。路面に積雪はなかったが、凍結を心配してスピードは控え目にしていると説明があった。それでも渋滞はなく、スムーズに走行出来たのは幸いであった。12時半、ブールジュ大聖堂(世界遺産)に到着。


7時半、まだ暗い

一面雪景色の峠を越えて北上する

◆ブールジュ大聖堂(世界遺産)


ブールジュ大聖堂正面

ブールジュ大聖堂(世界遺産)

 13世紀に建設されたフランス・ゴシックの傑作と言われているが、その後の度重なる改築でルネッサンス様式も入り交じり、外観が複雑なものになったという。西正面に5っ並ぶ扉口は壮観。一番大きな中央の扉口の壁面を飾るのが「最後の審判」(写真左/上/下)。


最後の審判の様子がリアルに表現されていた

左側は天国、右側は地獄(釜茹でにされている)

ブールジュ大聖堂側面

見事なステンドグラス

見事なステンドグラス

見事なステンドグラス

 アーチを飾る彫像群も見事なものであったが、内陣を飾るステンドグラスもまた見事なものであった(写真上/下)。


見事なステンドグラス

珍しいジャンヌダルク像

 極めて珍しい彫像との出逢いがあった。それは、フランスの国民的英雄として有名なジャンヌダルクである(写真左)。カトリック教会の聖女でもあるから、此処に祀られていたのであろうが、具体的な立像を見るのは初めてのことであった。

 1時半、レストランで昼食(魚料理)。2時半、今度はロワール地方の観光に向う。凡そ125km、2時間弱の道程である。

◆シャンボール城(世界遺産)

  予定通り、シャンボール城(世界遺産)に到着。駐車場を出ると直ぐにシャンボール城が眼の前に現れた。城を見上げ乍ら歩いて5分。正面玄関に行く。レオナルド・ダ・ヴィンチの設計と言われる螺旋階段を上がり、ベランダに立ってみた。見渡す限りの林野は、全てこの城の敷地であると言う。ちなみに囲んでいる塀は全長32km。あまりの広さに呆れてしまう(写真下)。この城は、16世紀、狩りが好きだったフランソワ1世が建てさせたもの。ルネッサンス様式を取り入れ左右対称型に造られているのは珍しいという。440の部屋があると聞かされたが、現実に必要な部屋数だとは到底思えない。要するに、自分の権勢を誇示することが大きな目的だったのであろう。


シャンボール城(世界遺産)

シャンボール城(水彩画)

ベランダからの眺め(南方向):彼方まで広がる敷地

ベランダからの眺め(東方向):間もなく陽が沈む

シャンボール城屋上

夕陽に染まるシャンボール城屋上

シャンボール城屋上で

シャンボール城正面、陽は沈んだがまだ明るい

  5時、陽は沈んだが、黄昏どきの静かな明るさが心地よい。ゆっくり旅情を味わいながら城を後にした。5時半、今日の宿泊地:トゥールに向って出発。凡そ1時間で、ホテル・トゥローヌに到着(写真下)。


今夜の宿:ホテル・トウローヌ

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