2008フランス周遊の旅

◆5日目(11月25日)晴れ

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◆アヴィニヨン歴史地区観光(世界遺産)

 9時、ホテル出発。最初に訪ねたのは,世界遺産になっているアヴィニヨン歴史地区の中の教皇宮殿。13世紀頃から7代にわたってローマ教皇が住んでいた頃は栄えたが、フランス革命の際、破壊や虐殺の舞台となり荒廃。多くのものが失われてしまったらしい。高さ50m、厚さ4mの壁で出来た巨大な宮殿の内部はガランとしていたが、壁面に残された絵が、往時の面影を止めていた(写真下)。


大聖堂と教皇宮殿

教皇宮殿の壁面や天上に描かれた絵

教皇宮殿の正面

ステンドグラス

ノートルダム・デ・ドン大聖堂の上に輝くマリア像

 法王庁宮殿の隣りに建っているのがノートルダム・デ・ドン大聖堂、12世紀の創建という。堂の上にはマリア像が金色に輝いていた(写真右)。その背後に続く丘がドン岸壁公園。強い風に帽子を飛ばされそうだったが、眼下にはローヌ川に架かるサン・ベネゼ橋が見え、アヴィニヨンの街並を一望することができた(写真下)。


眼下にアヴィニヨンの橋

眼下にアヴィニヨンの橋

ローヌ川

ドン岸壁公園の日溜まりで一休み

 サン・ベネゼ橋たもと近くでカメラストップ。橋を渡り対岸に降りて再度カメラストップ(写真下)。5分後(11時)、ポン・デュ・ガール観光(世界遺産)に向けて出発した。


アヴィニヨンの橋

ローヌ川に遊ぶかる鴨たちと鳩

◆ポン・デュ・ガール観光(世界遺産)


水道橋

水道橋

 駐車場から5分位歩いたあたりで、水道橋が見えてきた。およそ2000年前のローマ時代に築かれたという(写真上/左下)。高さ49メートル、長さ275メートル、深い渓谷に築き上げたローマ人の高度な土木技術には、改めて感服させられてしまう。2000年経ってもびくともしないのが何よりの証しである、これからも半永久的に建ち続けることだろう。
 見学を終えて、昼食会場に予定されていたレストランに立ち寄ったが、門が開かない。添乗員が問い合わせたら、変更になったと言う。お客が,我々だけの小人数だけなので割に合わないということらしい。駐車場に併設されたレストランで昼食することになった(写真右下)。


水道橋

水道橋入口【駐車場】

◆リヨンの街とフルヴィエール寺院(世界遺産)


ノートルダム・ド・フルヴイエール寺院を望む

 230kmを3時間半かけて移動。午後4時半、西日に照らされたリヨンに到着(写真上)。世界遺産になっているリヨン歴史地区の観光を約1時間ほど。先ずは丘の上に建っているノートルダム・ド・フルヴィエール寺院を訪ねた。麓から見上げた時は、白く輝いていた大聖堂であったが、今まさに沈まんとする夕陽に照らされて赤く染まっていた。ファサードに施された彫刻が繊細で美しい。内部の装飾も清楚な美しさに輝いていた(写真下)。


夕陽に輝く寺院の正面

正面壁面を華麗に飾る人柱とレリーフ

マリア像と華麗なステンドグラス

天使像

マリア像

イコンのマリア像

照明に輝く寺院の正面

 教会テラスから暮れなずむ町の佇まいが一望できた。42万人が住む大都会。色調もまとまりがあり、整然としている佇まいには気品さえも感じられて美しいと思った(写真下)。ローマ大劇場も保存されており中世に最も栄えたらしいこの町には、魅力一杯の文化遺産が残されているに違いない。しかし、今回は町全体を俯瞰するだけで去らねばならない。町はゆっくりと夕闇に包まれていった。18時、町外れのホテルに到着。


寺院の建つ高台からリヨンの街並を見渡す

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