赤い花が眼に沁みる若者の慰霊碑 |
ベンチの後の木立の中に、多分ここで遭難したらしい若者の慰霊塔があった(写真右)。名前の横に 21・5・1966 24・3・1985 と刻まれていた。19才の青春。どんな情況で花と散ったのかは分からないが、本人も家族もさぞ無念なことであったろう。慰霊塔は20年余の風雪に耐えてきたことを物語っていたが、供えられている赤い花を見て、今もなお家族に愛されていることが偲ばれた。合掌。
天候は、期待に反して一向に良くならない。それでも、一応の描き込みは出来たので筆を置く。まだ、たっぷり時間はある。体も冷えてきたので、少しは山歩きもしてみようか、と話し合う。ホテル案内の看板を見付けた。そこのレストランで食事が出来るかもしれないな。コースタイムを確かめると、ここから徒歩10分とある。とりあえず、そのホテルを目標に歩き始めた。
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