おじさんが描いてくれた地図 |
心配になった家内は、ホテルのおじさんに相談した。おじさんは真剣に心配してくれ、街に住む兄弟にも頼んで日曜でも開いている病院を探してくれた。USLという日曜も診療している病院が此処から凡そ25kmの
Pozzaという街にあることが分かった。"往診を頼むかどうか決めてくれ"というが、ここでは検査はできないので"自分で出向く"と答える。おじさんは、分かり易いように工夫した地図を書いてくれた(写真左)。この地図は、一度書いた地図を見直し、ドライバーの視点からより分かり易いように新しく書き直してくれたものだという。その思い遣りと優しさに胸が熱くなる。10時半、心配してくれたおじさんに心からお礼を言ってホテルを後にした。旅先での親切、殊更に心に沁みてありがたい。
中年男性のドクターと年配の男性看護師が居て、直ぐに診てくれた。日本から持参のドクターKの診断書を提示。血圧、血糖値を測定し、毎日の食事の摂り過ぎが原因だろうと診断。「高度の影響も考えられるから、標高1000m以上は避けるように。」更に「アルコール、ジュース、ケーキは厳禁です。それだけでOK。」と、ドクターは笑顔で言った。
何だ、そういうことだったのか! 要するに、食生活の変化と旅の疲れが重なったということだろう。心配しすぎてしまったようだ。安堵はしたが、つくづく体力の無くなっていることを痛感する。頑張りは、ほどほどにしなくては! と思う。
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