★晴ればれ・2004・スイスの旅

◆20日目(9月8日)快晴

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◆帰国の準備


ホテル・グリシューナ
 
 今回の旅も、いよいよ最後の日を迎えた。今日も快晴である。食事を済ませて外に出てみると、朝日を浴びてホテルが輝いていた。記念に一枚撮影をしておく【写真・左】


COOP

  お土産の品を買う為、メインストリートに出掛けた。心配してくれている友人・知人たちに、ささやかな品であれ感謝の気持ちを表したい。最初にCOOP【写真・右】に寄り、近くの店にも寄ってほぼ完了。もう一つ欲しいものがあったが、探しても見つからない。明日クールの街で買い求めることにした。

◆花飾りのある風景


人見知りしない猫


  裏通りを散策しながら、絵になる景観を探していたら、飼い猫との出逢いがあった。カメラを向けると、「何だ何だ」という目つきで近寄ってくる。何度か後ずさって撮影することになった。【写真・右】


  人影もない静かな裏通りには、風雪に耐えてきた趣きある民家の佇まいが続いていた。そんな木造建築の板壁には、親しみを感じる温もりがある。出入り口にそっと置かれている花、どの家も窓に飾られている花々が陽光を受けて美しい【写真・左下】。その家に住んでいる人の優しさが見えるようだ。穏やかで心に沁みる景観であった。


勝手口の花

 

◆限りなく平和な風景


無料だったフニクラ


  カウマ・ゼーでお昼を食べようと、出掛けた。途中、道を間違えたらしいことに気付いたが人と出逢えず道標もなく、30分余り時間をロスしてしまった。フニクラも健在【写真・左】。今日も無料で利用させてもらった。湖の色は相変わらず美しい。湖畔には、水着の若いカップルやファミリーの憩う姿が在り、裸の少年が太陽と戯れていた。それは、正に天使の姿。明るくのどか、限りなく平和な風景である【写真・下】。24時間、不安の中に生きているイラクやアフリカの人々のことなどが頭をよぎる。暫く木陰のベンチで休み、平和な景観に浸りながらのランチ(サンドイッチ、バナナ、ジュース)、感謝しながら美味しく頂いた。


湖畔に遊ぶファミリー

天使のような子供

 

◆もう一度ファレーラへ


墓地
 

 2:07のシャトルバスでもう一度、昨日圭子さんに案内してもらったFaleraへ行ってみることにした。今日は、期待していた牛の姿がみつからず、いささかがっかり。誰も居ない教会に入り、昨日は撮影出来なかった部分を撮り直した。
  教会の南西側の敷地に並ぶ墓地は手入れが行き届いており、明るい陽射しを浴びて実に美しい【写真・右】。墓誌を見ると、長生きの人が多いようだ。教会に見守られ、空気も水もきれいなこの辺りに生きた人たち、さもありなんと思う。丘を下り、丘に建つ教会を振り返ってみたら、同じように丘を仰ぎ見ている小人の姿があった【写真・左下】


ファレーラの小人

 3:30のシャトルバスで街に帰り、今朝見つけておいた古い街並の取材に取り組んだ。花飾りの美しい窓の景観も、何枚か軽く写生させてもらった。今回の旅では、このモチーフを大切に暖め、作品にしてみたいと思う【写真・下】


花飾りのある窓

 7時過ぎにディナー。ビールを注文。今日も快晴に恵まれた1日。朝からよく動き、取材も沢山出来た。疲れた体にビールが効いて、眠くなる。

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