★晴ればれ・2004・スイスの旅

◆18日目(9月6日)快晴

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◆圭子さんとBARGISへ

  8時、Chesaへ朝食に出掛けた。シェフが顔を出し、希望を聞いてくれたので卵とチーズをお願いした。そこへ、圭子さんがやって来て合流。同じテーブルでコーヒーを飲み、レストラン前から8:35のバスでBARGISへ向った。

日向ボッコ中のロバ

  FIDAZ迄は、無料シャトルバスで行けるが、そこから先は有料。蛇行する道をかなり高く迄登った。終点がBARGIS。眼前に巨大な岩山が在った。フリムスから眺める岩山の丁度裏側に来たようだ。草地には、ロバたちが気持ちよさそうに日向ボッコをしていた【写真・左】。早速、腰を据え、描かせてもらう。その間、二人は散歩に出掛けた。地元の人たちだと思うが、山歩きを楽しむ人の姿がちらほら。引率された子供たちのグループもやって来た。【写真・右/下】


バルギスのレストハウス

散歩に行く二人


巨大な岩山

◆圭子さんとカッソンズへ

 未だ登ったことのないクラップ・ソン・ジョンへのリフトは、クローズされてしまったというので、再度カッソンズを訪ねることにした。11:35のバスで下山。カッソンズへのリフト下の停留所で下車。
Foppa→ナラウス→カッソンズへとリフトを乗継ぐ【写真・下】。晴天で風もなく、こんなに暖かなカッソンズは初めてである。


カッソンズへ

 カッソンズに着いた時は1時を回っていた。駅のレストランで、この地方独特のソーセージ【写真・下】とパン、ガス入りの水を注文して昼食にした。サラミに似たソーセージは、少し塩辛いが美味しかった。


特産のソーセージ


チンゲルホルン

カッソンズピークからの眺め


 チンゲルホルンやその仲間たちもクリアーに見えたが、雪がないのは物足りない。前回は、この山を30号の油彩で仕上げたが、今回は、東の方角に見える山を描かせてもらった【写真・左】。尚、この山は、現在世界遺産に登録申請中だと言う話を聞いた。楽しみである。この間、二人は山頂のトレイルを散策、高山植物を観察してきたと言う。前回には沢山咲いていた花の姿は少なく、それでも精一杯きれいに咲いている花を見つけて、カメラに収めた【写真・下】

山頂に咲く花


山頂に咲く花

山頂に咲く花:ゲンティアナ

山頂に咲く花:コケマンテマ

 

◆圭子さんの運転でFALERAに行く


下りリフト

マリア像


  4時のリフトで下山【写真・左】。圭子さんが携帯でハンスを呼び出し、リフト下まで迎えに来てもらった。ハンスを自宅近くで降ろし、今度は圭子さんの運転でFARERAに行く。途中LAAXを通り、かなりの登り坂を上がったところが目的のFARERA。駐車場に車を置いて、集落の中を更につま先上がりの道を少し行くと、左側の丘に教会が見えた【写真・右】。その斜面の草地には数頭の牛、遠くには山並みが続き、なかなかの景観であった。


丘に建つ教会

 

 教会の中に入ってみた。1646年にフレスコで描かれたという最後の晩餐の画があった。12使従の肖像の下にはそれぞれの名前がかかれており、悪人のユダが中央の一番目立つ位置に描かれていたのは、初めて目にする構図である。祭壇の中央には、きらびやかなアーチに囲まれてマリアの姿が輝いて見えた【写真・左下/下】


「最後の晩餐」

◆招待されて圭子さんの家へ

 7時半、ホテルまで迎えに来てくれた車に乗り、圭子さんの家に行く。前回訪ねた時も紹介したが、家全体の壁には隙間がない程にさまざまな東洋・西洋の絵が展示されていて、まるで美術館のようである。玄関入り口の鴨居を見上げたら、日本製「夫婦の下駄」が飾られていた。【写真・下】


夫婦下駄

 ハンスは元シェフである。彼が特に我々二人の為に用意してくれたご馳走を美味しく頂く【写真・下】


スペシャル・ディナー

かれいのソテーとごはん・キュウリ添え

 チリワインの赤、サラダ、豆腐のみそ汁、かれいのソテーとごはん・キュウリ添え(写真)、デザート(アイスクリーム・ブルーベリー・クランベリー)、そしてグリーンティ。

 どれも格別な美味しさで、つい食べ過ぎてしまった。
 二人の結婚式の写真を見せてもらったりして、楽しい一時を過ごした。再び、圭子さんにホテルまで送ってもらった。明日は、9時半に迎えに来て,車でサンモリッツへ連れて行ってくれるそうだ。10時、就寝。

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