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ツェルマットから凡そ1時間、フィスパ川の流れる深い谷を出た所に、昨日下車したシュタルデン駅がある。列車はスピードを落として、ゆっくり通過した。右側の車窓からは、その深い谷に架かる橋を望むことが出来た。ブリークに近づくにつれて青空が見えてきた。
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乗換え駅のホームで |
ブリークで乗り換え、もう一度シュピーツで乗り換えてインタラーケンオストへ。観光シーズンも終りに近いから、電車はガラ空きである。車窓から見えるツーン湖も静かで、モーターボートやヨットにはカバーが掛けられ、係留されていた。
ブリエンツ湖畔 |
グリンデルワルド終点 |
インタラーケンオストからグリンデルワルド行きに乗り換えた。この線は、さすがに人が多い。2時過ぎ、ようやくグリンデルワルドにたどりついた。
晴れるかと思ったが、やはり雲が多くてアイガーその他の山もすっきりとは見えない。案内所に立ち寄り、天気予報を確かめた。明日は晴れ。明後日も晴れるだろう、と。前回来た時、連日の雨に泣いたことが思い出されて、嬉しくなる。先日もそうだったが、移動の日の雨天は諦めがつく。今回は、晴ればれの旅に恵まれそうである。
予約しておいた駅から徒歩2分のベルエアエデンにチェックイン。案内されたのは、最上階の26号室。広い部屋でバスもある。ベランダに出ると、眼前にアイガー。今日は雲に隠されているが、明日は、すっきり見えることだろう。足下に広がるアルプの眺めがすがすがしい。
アイガー北壁 |
スーパーに出掛けて、夕食と明日のランチ用食料を買いこむ。6時過ぎに夕食。ビール、煮干し、ハリハリ漬け、アルファ米(五目ご飯)、スープ、焼き鳥の缶詰、グリーンティ。
9時、アイガーの小屋に小さな灯りが灯った。まるで、夜空に瞬く星のようである。
明日は、一番のバスで、グローセ・シャイデックに行く。
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