エイボン川まで歩き、ベンチで一休みする。集まってくる鴨やカモメの為に用意しておいたパンをちぎって与え、別れを惜しむ。時々薄日が差すだけの肌寒い天候なので、ゆっくり寛ぐことは出来なかった。此所にしかないと思われる赤い公衆電話ボックスに入ってみたり、何軒か土産物店を覗いてみたり、それでも時間があるので水族館にも寄ってみる。
何故か、此処にキウイが保護されており、暗い室内で動き回る1羽の姿を見ることが出来た。館内の小さな劇場では南島の魚、鳥、哺乳類を紹介する記録映画が上映されていたので、腰掛けて鑑賞したが、残念ながら映像は質の落ちるものであった。大小の水槽に泳ぐ沢山の魚類を眺めて楽しんたが、中でも竜の落し子やフグを間近に見るのは初めてであり興味深く観察した。
ビートルズファンのマスターが経営するレストランで夕食。少し買物もして、帰途につく。興味本位で、ホテルの近くまで無料の黄色い市内循環バスにも乗ってみた。
荷物の整理をして、明日の帰国に備えた。いよいよ、NZとお別れである。
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