アカロアは、バンクス半島にある港町でクライストチャーチから車で1時間半位の距離らしい。フランス系移民によって開拓された町で、おしゃれなリゾート地として人気が高い、と紹介されていた。泊まる宿は何とかなるさ・・・。
今回の旅で大平洋岸に向かって走るのは初めてである。近づくと、予期に反して山道になった。伊豆の十国峠を思わせる枯れ草色の山肌が続き、山道は次第に細くなった。カーブの連続で気を抜くことが出来ない。路肩に看板あり、「The
Quick are the Dead」と記されてあった。疲労がたまっていたからであろうか、思ったより遠い道程に感じられた。
峠に出るとアカロアの町を眼下に展望する事が出来た。時計を見ると6時近かったが、未だ陽は高く、焦る気持はない。アカロアの町のメインストリートは、確かにフランスの面影が感じられる静かな佇まいであった。
車を停めて、通りがかった人に“どこか良いモーテルはありませんか?”と尋ねてみた。すると、すぐ近くにクライテリオンというモーテルがある、と教えてくれた。其処は4ッ星で、感じの良い部屋だったので泊まることにした。
街角で尋ねる |
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