9時過ぎ、スタンドによって満タンにしたあと、94号線を北上する。テアナウダウンズまで一走り。クランビーズバックパッカーの駐車場に車を停めて、しばし山々と湖の景観を眺めた。澄み渡った湖面に浮かぶ舟、出航の準備に忙しそうに動く男の姿があるだけの静かで美しい湖畔風景であった。
更に北上を続けると、道は緩やかな登りになり車は山間の広い草原に出た。一面枯れ草色の草原が拡がり、その向こうには山々が重なって迫ってきた。観光バスや乗用車が、次々と路肩に停まり、その景観を鑑賞していた。
しばらくして、懐かしいMirror Lakeに到着した。また路肩に車を停めて、湖への階段を降りる。観光バスからも沢山の人が降りてきたので、湖岸に作られた狭い通路は窮屈なものになり、ゆっくり撮影することも出来ない。この湖は、湖面に逆さになって投影される景観がまるで鏡を見るように美しい、ということで観光名所になっているのだが、今日はあいにくの曇り空である上に風もあった。残念である。湖面に立てられている看板が、わざと逆さまにしてあるのはご愛嬌である。
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