★ 2002 花いっぱいスイスの旅
◆11日目(7月21日) 目次へ
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【本日の旅程】=ミューレン

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◆画用紙を探す

 朝食を済ませて、チェックアウト。マダムに絵葉書セットをプレゼント。売り物の絵葉書2枚をタダにしてくれた。外に出たら雨が降り始めた。ポンチョを着て駅へ向かう。
 昨日もそうだが、贅沢に画用紙を使ったので、残りが心配になってきた。僻地ではなく文明国の旅ということなので、最初から余分と思う画用紙は持参しなかったのだが、こんなに早く消費してしまうとは思っていなかったのだ。駅前商店街でスケッチブックを探したが、無理であった。考えてみれば、ここは観光地、土産物店は軒を連ねているが、画材店のあろうはずがない。

◆ミューレンへ移動する


ケーブルカーで登る
 ヴェンゲンの西方に連なる丘の上にある小さな集落が、ミューレンである。アイガー、メンヒ、ユングフラウの三山をまとめて展望出来ることで有名である。此処に行くためには、ラウターブルンネルからケーブルカーに乗り、標高1500メートルのグリュッチュアルプまで一気に登る【写真左】。ここから電車に乗換え、およそ15分で終点のミューレンに着く。
 ミューレンのホテルには、11時頃着いた。ハイジさんがこのホテルの女将、小柄で英語が上手、テキパキと受け付けをしてくれた。K氏の紹介だと告げる。
 カウンターには、K氏から寄贈された著書「あこがれの国スイス」が置いてあった。この本の中に、このホテルのことがたくさん誉めて書いてあるのだが、読みましたか?と聞いてみる。ハイジさんは笑って答えた。“私、日本語はわかりません。”

◆果報を寝て待つ

 ハーフペンションは3泊以上のみ、ということだが、頼んでみたらOKしてもらえた。明後日は早発ちの予定だが、更に1泊するかどうかは明朝の天候をみて決めたいということで了承してもらった。このホテルにはエレベーターがないので、若いお兄さんに部屋まで荷物を運んでもらった。日本式だと4階の15号室。シャワー、トイレ、バルコニー付き、窓の外にはアイガー、メンヒ、ユングフラウの三山が並ぶ。しかし、今日は雲に隠れていて姿を見せない。軽く昼食を済ませて昼寝する。

 2時近くになって、三山が見えてきたといって、家内に起こされた【写真下】。スケッチの用意をしたら、交代して家内が横になった。小さく咳をしていたので心配したが、一眠りしたら治ったようだ。


窓から見えたメンヒとアイガー

 7時、夕食。
 テーブルに、日付け入りの印刷されたメニューあり。

Clear beef broth with egg
Ravioli Graffiti
Roast loin of pork
Potato croquettes
Broccoli with almonds
Nectarines with orange sauce

 全般的に、少々塩味の強い料理であったが、タイミングのよい給仕で、気分よく食が進んだ。
10時頃、驟雨。直ぐにおさまったが、明日の天気が心配である。

 

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