★ 2002 花いっぱいスイスの旅
◆5日目(7月15日) 目次へ
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【本日の旅程】=移動

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◆雨のマクニャーガと別れる

 6時起床。今朝もまだ雨は降り続いていた。余りの長雨にガッカリするのは卒業して、もはや呆れてしまう心境である。朝食前に支払いを済ませておく。部屋に戻って明細書を見ていた家内は、60ユーロ少なく請求されていることに気がついた。黙っていれば済むことだが、やはり気分が良くない。計算ミスを教えてあげなくっちゃ・・・と喜んでもらえることを期待し乍ら、再度1階フロントまで出かけて行く。何ともお人好な話である。ところが、部屋に戻って来た彼女が浮かぬ顔して曰く、“拍子抜けだよ、THANK YOUとひとこと言ってはくれたけど。少しも嬉しそうでないんだよ”と。それでも、マクニャーガの谷を紹介するヴィデオをくれたそうだから、感謝しなかった訳ではなさそうだ。そのお礼に、絵葉書セットをプレゼントした。

◆遅れた理由?


オーナー夫妻と

 朝食を済ませたら、雨は上がっていた。オーナー夫妻と玄関で記念撮影【写真左】。オーナーは、バス停まで荷物を運んでくれ、笑顔で見送ってくれた。通学する生徒たちを乗せたバスは、やや遅れてスタート。終点ドモドッソーラにも遅れて着いた。
 ミラノ発ジュネーブ行きの列車も、何故か30分も遅れてやってきた。駅構内にはイタリア語のアナウンスしかなく、何故遅れたのかさっぱり分からない。シンプロントンネルを抜け30分ほどでブリークに着いたが、ここで初めて車内でのイタリア、ドイツ、フランス、イギリスの4カ国語によるアナウンスがあった。“ご不便をかけました“とは言っていたものの遅れた理由の説明はなかったように思う。若しかしたら聞き取れなかったのかも知れないが、乗客の中に、不満そうな表情をしている人を見かけることはなく、文句を言う人も居ないのが不思議であった。

◆スイスも雨!

 BRIG駅で、半額パス(99フランに値上がり)とツェルマット行きの切符を買う。12:33ローカル列車なので空いており、日本人もあまり乗ってはいなかった。残念乍ら雲は低くクラインマッターホルンもマッターホルンの姿も見ることは出来なかった。13:43、列車が駅に着くのと同時にまたもや雨が降り出した。
 今回は、事前に予約しておいたホテル・パルナスに直行した。フロントのお兄さんに教えられて僕らへのメッセージがあることを知った。それは、横浜のS夫妻からの置き手紙であった。S夫妻は、今回弟夫妻を案内し乍らすでに1ヶ月近くスイスの旅を楽しんでおられるのである。その彼等が、この同じホテルにステイされているという。吃驚するやら、嬉しいやらである。
 とりあえず、案内された3階の部屋からの眺めを楽しみ、写生を始めた。フロントのお兄さんがインターネットで天気を調べてくれたが、ここ数日の間はすっきりした天候を望むのは無理らしいとのこと、ガッカリした表情の家内が部屋に戻ってきた。ここ数年、アルプスを訪ねて来て連続1週間も雨天に見舞われるなんて、未だかって経験したことがない。これも又、今年の異常気象ということなのだろうか?

◆S氏兄弟夫妻と嬉しい再会

 4時半頃、S氏から電話が来た。シャワーを使いサッパリしたところだという。早速、ステイされている4Fの部屋を訪ね、スイスでの再会を喜び合った。ついでにテラスからの眺めを比較させて頂いた。やはり、4階からの展望の方がベターである。何しろ、ベッドに横になったままの姿勢でマッターホルンが展望出来ると言う、そんな贅沢許されていいのだろうか、と思う。夢のような特等席である。後刻、マネージャーと交渉して部屋を変更してもらおうと思う。

 7時、ホテルのレストランにて改めて一同と再会した。
僕ら6人の為にセッテイングされたテーブルにはキャンドルも灯り、先ずは旅の無事を祝い、スイスでの再会を祝して乾杯した。初めてS氏の弟夫妻を紹介して頂いた。S氏同様、気さくでお似合いの仲睦まじそうなカップルであった。洒落たオードブルや洗練された料理、色鮮やかなサラダの盛り合わせなどを楽しみ、ワインの助けもあって話が弾んだ。今日という日は、僕らにとってはスイスの旅の初日、S氏兄弟夫妻にとっては、ヴァリスの谷最後の日になるらしい。お互いの無事を祈り、東京での再会を誓う。美人女将のテレジアが、記念写真のシャッターを押してくれた【写真下】
部屋移動の件、テレジアに相談したらOKになった。


S氏兄弟夫妻と

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