★ 2002 花いっぱいスイスの旅
◆3日目(7月13日) 目次へ
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【本日の旅程】=マクニャーガ

(◆マークの付いた写真をクリックすると拡大画像が見られます)

◆今日も雨・・・

7時起床。
 7時半朝食。パン、ゲタパン、ジャム、ハム、チーズ、ヨーグルト、ジュース、テイー、etc。食堂にはアメリカ女性の団体がいて、今日は山を登るのだと、張り切っていた。
 雨が降っていては、どうにもならない。部屋に戻って、文庫本を読んで過ごす。
 昼前、傘をさして広場に出掛け、土産品店で絵葉書を買った。雨天にもかかわらず、ヴァカンスを楽しむ人々が結構沢山いて、中にはカッパを着て歩いている親子連れの姿もあった。土曜日なのに郵便局が開いていたので、切手も買う。宿に帰ると、家内は、せっせと友人宛に旅の便りを書いていた。
昼食は、持参の食料で済ませた。(山菜おこわ、ふかひれスープ、オレンジ、カップケーキ、緑茶)

◆雨の中の散歩

 読書にも飽きて、散歩に出掛けた。ひどい降りではないが、遠くの山々はすべて雲に隠れて見えなかった。滝を右に見て、細い散歩道を教会の方向に向かって歩く。教会の前を通り過ぎ、モンテローザが見えるはずの方向に歩いて行ったら、ヘリコプター基地の横に出た。すると近くに轟音が響き、足下から突如黒いヘリコプターが現われた。思いがけない出合いに吃驚である。ヘリコプターは、瞬間強い風を吹き付け、山に向かって見る間に小さく飛び去った。

 広いバス道路に出たところで、日本人のグループに出会った。お互いに、日本人との出会いに驚いて挨拶を交わすと、彼等はミラノに在住している人たちで、休日を過ごす為に、車でやってきたのだと話してくれた。


◆面白い形のヘリコプター◆

 チェアリフトの乗り場を確かめに行く。乗り場の横の河原にヘリポートがあり、見たこともない大型のヘリコプターがいた。何を運ぶのだろうか?面白い形をしていた。一応許可を得て、デジカメに収めた【写真右】。乗り場を確かめることは出来たが、果たして明日動いてくれるのだろうか?心配しながら、緩やかに下るバス道路に沿って、のんびり宿に向かって歩いた。

 

 


◆花飾りのある民家◆

 思い出したように、雨が降った。山は見えないが、魅力的な民家【写真左】や道に沿って可愛い教会があったので、中にも入ってみた【写真下】。種類は少ないが、花も今が盛りなのかもしれない【写真下】。明るい曇日の中に咲く花々は、しっとりとした美しさを見せてくれるので格別である。結構楽しみながらの散歩になった。


村の教会

教会の内陣

路傍に咲いていた花
 宿に帰り着く頃には雨があがり、一息入れていたら、今歩いて来た道の幾つかのポイントがとても新鮮な景観として思い出されてきた。夕食までにはまだ時間があったので再度スケッチ道具を抱えて、一人出掛けた。しかし、現場に着いたらまたもや雨が降り出した。意地悪な空を恨めしく仰ぎ見る。雨降る景色も悪くはないのだが、傘をさし立ったままの姿勢で写生するのはいかにも苦しい。雨宿り出来る場所も見つからず、諦めて引き返さざるを得なかった。

◆ディナーの後で

 Dinner前に入浴を済ませ、食堂へ降りた。
スープ、ラムソーセージとポレンタ、ビーフの盛り合わせ、デザート(アイスクリーム)。
 9時から、近くの教会でスライド上映をする、ということだったが、本降りになってしまっては出掛ける気もなくなった。オーナーが自分の娘を紹介してくれた。彼女はスキーで痛めたという足にギブスをつけており、退院してきたばかりだと言う。娘も上手に英語が話せて、「この宿のパソコン関係は自分が処理していたが、入院していた期間は私に替わる人がいなくて、返信することが出来なかった」と、事情を説明してくれた。
 実は、事前にパソコンで宿の予約をしようとしたのに、OKの返信がなく、やむなく電話で確認せざるえなかった経緯がある。しかも、英語がうまく話せない女将との会話で、一抹の不安を消せずにいたのである。折り返し返信してくれないのは何故?と疑問に思っていたのだが、“何だ、そうだったのですか!”。疑問は氷解し、お互い、笑顔で了解した。

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