↑ナーガは、東南アジアやインドで信仰されている蛇神。猛毒をもつコプラは動きが俊敏で神秘的、毎年脱皮することで「不死身のシンボル」として崇拝されるようになったらしい。更に、人間の世界と天上の世界を繋ぐ虹(架け橋)とも考えられたことから、参道の意匠に用いられたようである。 |
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↑長大なレリーフによる絵巻物。インド古代の「マハーバーラタ」と「ラーマーヤナ」という叙事詩の場面が描かれているそうだ。絵巻物のように読み進んでいけばいいのだが、その叙事詩の概要を知ることが第1歩であろうか。天国、現世、地獄を3段に描き分けている壁面があったが、中でも閻魔大王がいて様々な責め苦を受けている地獄の様子は、鎌倉時代に描かれた地獄草紙に重なる場面が沢山あって興味深かった。 |