ローカル列車の車内 |
いよいよスイス最後の日になった。相変わらず、天気は良くならないが、駅迄降られずに行けそうだ。朝食を済ませて、チェックアウト。
9：33発の列車が来るのを駅のベンチで待つ。隣で何やら小さな声でブツブツ言う娘がいるので見てみると、手にしたノートの文字（文章）を懸命に暗唱しているのであった。僕にも、そんなことに集中した若い頃があったな・・・と懐かしく思う。
列車は時刻通りに発車。薄日も差し始め、行ってみたかったワルネッシュ村、アッペンツェル地方の美しい村々がゆっくり視界から消えて行く。車内は、いかにもローカル線に相応しいインテリアで乗り心地もよく、親子三代？が楽しそうに寛ぐ姿があった【写真】。次回、スイスを訪ねる機会があったら、この地方にも再度来てみたいと思う。その時は、是非とも陽光に映える風景であってほしいものだ。
10：13、Gossau 着。駅の近くに関する限り、特に魅力なし。すぐに乗り換えて、10：19発の列車で、チューリッヒ＝クローテン国際空港＜Flughafen
Zurich-Kloten＞へ向う。
11：11、空港駅着。振り出しに戻って、ヤレヤレである。しばらく休息。
12時、時間はたっぷりあったのだが、免税店にも寄らないで搭乗口のＡ83へ向う。グアルダで出会った二人のカメラマンに再会した（14日目のページ参照）。
14：00発、ＳＲ168便は予定の時刻になってもフライトしなかった。ドイツ〜オーストリア上空が混雑しているからだと言う。40分余り遅れて離陸したが、予定の到着時間よりも40分程早い５日午前8：50には、無事成田空港に着陸した。（完）
◆ 〜『2000 のんびり・スイスの旅』終わり〜 |
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