9時、陽が沈み街は暗くなった。舞台に照明が当てられ、本格的に演奏が始められた(写真左上)。太鼓の演奏、国歌の演奏が終わった後、祝賀の挨拶。市長?が登壇して、一部日本語も交えて挨拶した。「アリガトウゴザイマス!」如何に日本人の観光客が多いか、ということの証左であろう。挨拶が終わる頃、遠くから単調なリズムに乗って大通りをパレードが進んで来た。逞しい男たちが大きなカウベルを鳴らし乍らの勇壮な行進である。両サイドには松明をかざした子供たちが付き、地鳴りの様な重低音を響かせながら圧倒的な迫力で迫り目の前を通り過ぎて行った(写真右上)。いかにもスイスならではのパレードだと思った。式典会場を一周し舞台に整列してパレードは終わったが、これが今夜の目玉であったらしい。その後楽団演奏、ヨーデルやコーラス、フォークダンスの披露があり、最後に花火が打ち上げられてお開きとなった(写真下)。
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