2009フランス&スイスの旅

◆8日目(7月22日)雨

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 6時に起床した時は、晴れであった。
 7時、雲が湧き出しており、慌ただしく動いていた。
 8時、朝食。泊まり客は、我らと二組だけだったらしい。オレンジジュースを作り、昼食用にハムサンドを作り、りんごも一つ頂戴しておく(写真下)。


昼食用にハムサンドを作った

◆親切なオーナー

 9時、昨日行きそびれた山上の集落(Praz-Gras)まで、車で案内してもらえないか、オーナーに相談した。しかし、折悪く雨が降り出してしまった。天候が良くないし、山上は強風の心配もある。止めた方が良くはないか?と、オーナー。天候次第だが、11時には体が空くから行ってあげよう、と言ってくれた。親切で誠実な人柄に好感をもつ。

◆断念

 11時、嵐になるとは思えないが、雲の動きは相変わらず落ち着かない。案内所にも行って予報を聞いてみたが、良くなりそうにはないし「強風の可能性あり」、と言う。それでも青空が見え隠れする天候だから、何とかなるのではないか。オーナーの体が空くのを待った。しかし、商談はなかなか終わらないしオーナーは忙しいようだ。結局、断念することにした。

◆エヴォレーヌ村を訪ねる

 12時、ホテルでごろごろしているのは勿体ない。観光スポットにもなっているらしい隣りの村:エランの谷に生きるエヴォレーヌ村を訪ねてみることにした。カメラだけを持ってバスに乗る。この村は、アローラに来る時の道筋にあった小さな集落である。およそ16世紀に建てられた民家が今に生きている村であるらしい。20分余で着いたが、またしても雨が降り出した。


エヴォレーヌの民家

エヴォレーヌ村の玄関?

カラ松材で作った黒く煤けた色の民家が多い

エヴォレーヌの教会

村で出逢った猫

 カラマツ材で建てられた民家や倉庫は、独特の建て方と色つやを保持しており、落ち着きのある佇まいであった。ツェルマットに保存されているアルテドルフとそっくりであったが、それらを観光資源として売り出そうとしているらしいこの村には、ツェルマットとは違った活力が感じられた。とは言え、古い家並みに花を飾っただけではいかにも魅力不足である。


ベランダや窓辺を飾るゼラニューム

赤やピンクの花が美しい

 

 

民族衣装を着て伝統料理のラクレットを作っている店があった。

エヴォレーヌ村のバス停留所

教会とバス通りの古い家並み

ホテル・HERMITAGE 壁の中心に仏像が飾られていたのには吃驚してしまった。どんな歴史が秘められているのだろう。

花に飾られたベランダで、おばあさんが編み物をしていた。童話の絵本に出て来る様な・・・なんて心休まる情景であろう。

倉庫の入り口にも小さな花が置いてあった。お互いに引き立て合って美しく輝いていた。

ネズミ返しのついた倉庫

村で出逢った幼い少年は、畑仕事のお手伝い。

裏通りの細い道を歩いたら、人形で飾られた窓があった。その家に住んでる人たちが想像出来て、ほのぼのとした気持ちになった。

 15時半発のバスでアローラに帰着。アローラの天候は回復しており、風も治まっていた。今日1日の貴重な時間を使い損ねたようで、いささか悔しい思いをする。一眠りして入浴。7時からディナー(写真下)。食堂には我々だけで他に客の姿はなかった。


今日のディナー料理:エビの串焼き、レモンとクレソン添え、鳥のローストとラタトゥイユ、アイスクリームとチェリーとカルメ焼き風の菓子

ライン


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