2008ヒマラヤ・ネパールの旅

◆6日目(3月10日)晴れ

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◆再びカトマンドゥへ


ポカラの町並みを眼下に、機は軽々と上昇した

 8時40分、ロビー集合。
 予定は9時20分発だったのに、離陸したのは11時少し前。待たされたが、此処では少しも珍しいことではない。キャンセルにならなかった事を幸いとしよう。帰路のフライトコースは、ヒマラヤを眺める最後のチャンスである。期待を胸に、今度は,1列だけの左側の席を確保した。
 双発のOY132便は、軽やかにカトマンドゥへ向って飛び立った(写真左)。晴れてはいるのだが、春の陽気に山並みは霞んで見えた。

 ポカラの町並みが視界から消えた頃、空港からは見えなかったヒマラヤ連峰が、今度は見えた。次々と姿を現した。雪化粧した白い峰々が、窓の後方にゆっくり消えて行く。車上から閲兵しているような気分でシャッターを切り続けた(写真下)。右側2列に座っていた人たちも気がついて歓声を上げた。 「私にも撮らせて!」
 何人ものカメラが僕の顔の前に集まり、しばし小さな窓は占拠されてしまった。やむを得ない。笑顔で譲る。

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ヒマラヤ連峰

ヒマラヤ連峰
 それにしても、折角の素晴らしい展望なのに、窓ガラスが無色透明でないのが惜しまれた。満足出来る撮影は出来なかったものの、ともかくもヒマラヤ連峰を眺めることは出来たのだから、良しとせねばなるまい。機内に「見えて良かったね!」の声が飛び交った。
 興奮の時間は瞬く間に過ぎ去り、機は着陸体勢に入った。青い空は消えてしまい、今日もスモッグに覆われているカトマンドゥの赤い町並みが見えてきた。11時25分、無事着陸(写真下)。

今日もスモッグに覆われているカトマンドゥの街が見えてきた

無事空港に降り立った。

「総合雑貨店」でお土産の品定めをするA夫妻

 12時30分、現地ガイドが「ネパールの物産は何でも揃っているし,品質保証」とご推薦の、先日もトイレを使わせてもらった「総合雑貨店」に立寄る。土産に「イラムティー」と「ヒマラヤの岩塩」を買い求めた(写真左)。


日本料理店「田村」の玄関入口

 13時30分、バスに乗り昼食会場へ。バスは、細い路地を進み、時には車体をこすり乍ら慎重に走った。自転車とすれ違うのも難しいような路地裏の道を信じられないようなハンドル捌きで会場まで運んでくれた。そこは、又しても日本料理の店「田村」。軒先に「たこ焼き」「焼き鳥」の提灯がぶら下がっていた。安心して食べられる食材であるとは思うが、用意されていたのは「幕の内弁当」。あまりにもスタンダード。感動もないし格別に美味しいものでもなかった(写真右、下)。


テーブルに置かれていた「箸」

「幕の内弁当」

◆世界遺産パタン市内観光


世界遺産パタン市の観光は、このゲートをくぐってから始まる。

ブッダガヤのマハーボーデイを模した仏塔で、美術的に評価が高い。

ネワール族の僧院:ゴールデンテンプル入口

ゴールデンテンプル中庭出入口を守る獅子

12世紀に建てられたとされるゴールデンテンプル

マッラ朝(17〜18世紀)の歴代の王が住んでいた王宮です。

ダルバール広場、建物の多くは17〜18世紀のものらしい。

ダルバール広場には数々のすばらしいネワール建築があった。

街のガソリンスタンドには、給油を待つバイクが列を作っていた。

フトン屋の店先で脚踏みミシンを使っている男性がいた。

◆ネパール最大規模のホテル:HYATT REGENCY KATHMANDU


玄関前の噴水と此処迄の長いアプローチ

 市内観光が終わって5時、チェックイン。敷地の広さもさることながら、カトマンドゥに於ける最高級国際ホテルの一つと言う(写真左)。玄関ロビーの広さに呆れる(写真下)。部屋も広く,浴室にはバスタブとシャワールームが別という贅沢な造りであった。透明なお湯をたっぷり使い、先ずは旅の埃を流してサッパリする。


広々とした玄関ロビーで、チェックインの手続き完了を待つ

◆民族舞踊を楽しみ乍らの夕食


夜になっても給油に列を作っていた。ガソリン不足は深刻のようだ

 6時20分、バスに乗って夕食に出掛ける。途中、ガソリンスタンドの前を通ると、昼間と同じ様にバイクが列を作り、乗用車も並んで混雑していた(写真左)。ガソリン不足は、相当に深刻らしい。

 


入店した際、歓迎の印に付けられた赤い紅

 7年前にネパールを訪ねた時も、最後の夜は街中のこのレストランに案内されたことを思い出した。食べたものは忘れたが、靴を脱いで部屋に入り座って食事をしながら、民族舞踊を楽しむ。地酒を味わい、懐石料理のように、少量ずつ運ばれてくる料理を口に運んだが、これは旨い!と思えるものは一つもなし。2度目となると、その分、感動が薄らいでしまうのだろう。写真撮影は、前回よりも上手く出来たように思うが、感動の薄いものになってしまった(写真下)。

 


座敷で踊る民族舞踊

◆7日目(3月11日)晴れ

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A夫妻が一緒で旅の楽しさも倍加した。感謝の気持ちを込めて記念撮影

 出発時間までゆっくり過ごす。ベランダに出てみたら、懐かしいボダナートが近くに見えた(写真左、下)。


ホテルから近くに見えたボダナート
 10時30分、4人の奏者がロビーで奏でる民族音楽に送られて、ホテル前からバスで空港へ向う(写真下)。

玄関入口のホールでは、民族音楽を奏でていた

スタンバイしていたタイ国際航空機ジャンボ

 14時30分、TG320便に乗り込み、帰路につく(写真左、下)。カトマンドゥ、サヨウナラ。


TG320便、エコノミークラスの我々は、後部タラップを上がる。

ランの花のコサージュ

18時20分、バンコク・スワンナプーム国際空港着。

 乗継ぎに4時間待たされたのは、いささか苦痛であった。

 22時35分、TG640便で東京(成田)へ。
 約5時間40分のフライト。搭乗を記念して、スチュワーデスからランの花のコサージュがプレゼントされた(写真右)。


◆8日目(3月12日)

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 06時15分、無事、早朝の成田空港に着陸した。      (終り)


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