早朝からモルゲンロートを期待して待ったが、今朝は果たせなかった。今日は1日、ソーリオの佇まいを描かせてもらうことにする。
◆好奇心の強いスズメ
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ホテルのベランダからの眺め |
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朝食を済ませた後、先ずは此処からのブレガリアと村落の眺めを描かせてもらおうと、
ベランダに腰を据えた。もともと、この場所から絵を描かせてもらいたくて、
部屋まで指定して予約しておいたホテルなのである。
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人の声もたまにしか聞こえてこないそんな静けさの中で、屋根裏の梁に出入りするスズメのさえずりが耳に心地よい。
その内、一羽のスズメがすぐ目の前の手摺に飛んできた。
手元のカメラを構えたら、びっくりして飛び去ったが、しばらくして、又やってきた。
今度は少し距離を置いて、いつでも飛び立てる体勢でこちらの様子を伺っている。
望遠でシャッターを切ったら逃げ去った。間もなく、又もや同じスズメが飛んできた。
しらん顔をしていたら、近くまでやって来て、描きかけの絵を覗きこむ。
よほど好奇心の強いスズメらしい。若しかして、絵が分かるのだろうか?
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好奇心の強いすずめ |
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◆見晴し台に佇むロバ
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静かに佇むロバ |
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近くを散策してきた家内が、途中に子馬のいる素敵な景観があったと教えてくれた。
昼食を済ませて、教えられた場所に出掛けてみた。村全体が見下ろせる高さあたりまで坂道を上がった時、
成る程、小高い丘の上に、子馬ならぬロバが一頭佇んでいた。
柵もなく、繋がれている様子でもないのに、同じ場所で静かに草を食んでいる。
余程お気に入りの場所なのだろうか。
それとも、飼い主に、「他所に行ってはいけない」ときつく言われているのだろうか。
更に少し上に登った地点で1枚仕上げた帰路、見れば、ロバは同じ場所から動かず、気持良さそうに昼寝をしていた。
ブレガリアの山並みを背景にして佇むロバをイメージしながらのソーリオ風景、悪くないな・・・、
そんな構図を暖め乍らホテルへ帰った。
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◆家内もスケッチ
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