★晴ればれ・2004・スイスの旅
◆6日目(8月25日)晴れ
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 早く寝たので、その分早く目覚めた。4時頃カーテンを開けてみたら、何と何と、夜空に星がキラキラ!嬉しさもあり、そのまま夜明けを迎えてしまった。

◆モン・フォール展望台へ


モンブラン山群

  8時、朝食。焼きたてのパンとゆで卵もあって、まずまずの内容。
シャトルバスがあるらしいのだが、時間を惜しんでリフト乗り場まで坂道を登った。1日乗り放題のシニア券を買って、ゴンドラに乗り込んだ。次々と展望が開け、雪化粧したモン・ブラン山群が見えてきた【写真・右】


雲上を行く汽車の旅

2度目はJunboゴンドラで

 終点のリュィネットからは、Train型のバスに乗り換えLa Chauxまで、展望を楽しみ乍らの汽車の旅【写真・上】? まるで遊園地に来ているみたいである。La ChauxからLes Gentianesまでは、時刻表にJunboと書いてあるとおり、大きなゴンドラであった【写真・左/右】。此処から更に少し小さなゴンドラに乗り換え、氷河を越えて標高3329mのMont Fort展望台へ【写真・下中】


ゴンドラからの眺め

 


氷河を越えて更に昇る

 此処は、冷たい風が強く吹いていて、手摺に掴まらないと飛ばされてしまいそうである。十字架の立つピークがすぐ近くに見えるのだが、登山口にはロープが張ってあったので、諦めた。風を避けて陽の当たる南側のベンチでパノラマ展望を楽しむ。案内図を見乍ら、左方向にベルナー・オーバーランドの山々、中央のイタリア国境にはマッターホルンの姿があり、右方向奥にはヨーロッパアルプスの女王:モン・ブラン(4807m)を一望することが出来た【写真・下】。その左手前、台形に高く聳えて見えるのがグラン・コンバン(4314m)、魔の山という感じである。


東から南へのパノラマ

西から北へのパノラマ


国際親善


  家内は、リュイネットから一緒に来たドイツ人夫妻、スイス人夫妻と通じにくい言葉で歓談、ポットのコーヒーを回し飲み、ほろ苦いが暖かい味であったと満足気であった【写真・左】

 昨日、シャモニーからの列車で一緒だった日本人夫妻もやって来て、情報交換。フランス語の出来る彼らに、ロープウエイのおじさんにいろいろ質問してもらい、助けてもらった。天気を聞いたら、「明日は雪になりそうだ」と、教えてくれた。

 再びLes Gentianes→La Chauxとリフトを乗継ぎ、La Chauxの野外テーブルでランチにした。此処から見える山並みの展望も素晴らしい。1枚描かせてもらった。山の名前を、駅のおじさんに尋ねてみたが、英語が通じなくて果たせない。おじさんが持っていたパノラマ図を手に入れておきたいと思い尋ねてみたら、Les Gentianesの山小屋(レストラン)に売っていることが分かった。時間はたっぷり残っている。もう一度Mont Fort展望台へ登ることにした。

◆Mont Fortピークに初登頂!

 展望台にはたくさんの観光客がいて、テーブルにご馳走を並べ談笑しているファミリーの姿もあった。風も穏やかになっており、見れば、ピークに立つ人影があった。僕も早速トライ。ロープが張ってあるので安心である。360度、風当たりは強いが素晴らしい展望であった。記念に写真を撮ってもらおうと家内に頼んでおいたのだが、操作の説明が不充分だった為、失敗。仕方がない。もう一度登り直した。十字架の立つピークで万歳【写真・下】


Mont Fortピークに初登頂!


Les Gentianesのリフト駅

 パノラマ図(5フラン)を手に入れ、再度La Chauxへ【写真・左】。すぐには去りがたい気持ちになって、のんびり散策。広々とした展望を楽しんでいたら、斜面の上の方からカーベルの音が聞こえた。音はたちまち草原に満ち溢れ、機敏に走り回る犬に急かされて、それは牛舎に戻る黒牛の群れであった【写真・右下】。風が流れ、風と共に音も流され、静けさを取り戻した草原には、其処此処に可憐な花々が咲いていた【写真・下】


牛舎に帰る牛の群れ

 


草原に咲く花々

◆日本人グループとの出逢い


汽車バスに乗る

 汽車バスに揺られて、リュイネットへ【写真・左】。此処で、到着したばかりらしい15人程の日本人グループに出会った。中高年のハイカーたちで、僕らと同じ位かな、と思える年配者も数人いた。聞けば、これからモン・フォールの山小屋目指して登るのだと言う。リフトで降りてくる時、急な斜面に見かけた、あの山小屋かな、と思う。それにしても日本からはるばると、よくぞこんな所にまで・・・と、感服。さして容易なルートとも思えないが、ともあれ無事の登山を願い乍ら見送る。時間に急かされるように、小旗に従い登り始めた彼らの姿は、直ぐに視界から消えてしまった。小さくリーダーの声らしい男の声が一度だけ聞こえた。

 

◆明日の予定

 4時頃、下りのリフトに乗った。斜面の地形に沿って軒を並べるベルビエの街が俯瞰出来た【写真・下左】。坂道をゆっくり下り、街のセンター【写真・下右】に在る案内所に立ち寄り、ベルビエからベルナール峠のコネクションを確かめる。序でに、プリントアウトしてもらった。山の上でおじさんが言ったように、壁に貼ってある明日の天気予報は、確かに良くない。しかし、明後日は良さそうである。

ベルビエの街を俯瞰する

街の中心

 Posteにも寄って、ライゼゲペックについて説明を聞いた。Verbier →Martignyの切符しかなくともZermattへ荷物を送るのはOKと言う。明日、ともかく荷物を1個、ツェルマットへ送ることにした。少し身軽になって、ベルナール峠を訪ねてみようと思う。


ホテルKing’s Park

 明日からの旅について、今日も家内は忙しく動き回った。疲れた足取りでホテルに帰着したのは、5時10分。未だ,西日が穏やかに玄関ドアを照らしていた。お疲れ様でありました【写真・左/右下】


4ッ星が光る玄関で

 今夜のメニュー。
  アルファ米(五目)、くろ豆、ハリハリ漬け、ソーセージ、スープ、トマト、グリーンティ。
  TVでオリンピック(シンクロ、その他)を観て、10時半頃就寝。

ライン


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