★2004シャクナゲ満開・英国の旅
◆1日目(5月28日)曇り 目次へ
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◆いざ、英国へ

セットしておいた時計が鳴り始める4時少し前、既にしっかり目覚めていた。久しぶりの海外旅行だから、興奮していたのであろう。間もなく夜が明け、曇り空を仰ぎ見乍ら、5時24分発の電車に乗る予定で玄関を出た。日暮里からスカイライナーに乗継ぐ。いつもは特急を利用しているが、やはりこちらの方が快適な乗り心地である。ちょっとリッチな気分を楽しむ。

JL-403便

 7時30分、成田国際空港第二ターミナルビル3階出発ロビーに到着。
行き交う沢山の人に驚く。どの顔も幾分上気しているように見えた。約束の時間前にチェックインを済ませ、今回お世話になる添乗員に挨拶。40代後半?男性、落ち着いた物腰、頼りになりそうで安心する。参加者は総勢26名、ほぼ全員が中高年。男女半々かな、と見受けた。
  10時20分発JL-403便【写真右】は,40分遅れて離陸。10日間の英国への旅がスタートした。

◆ロンドン・ヒースロー空港で乗継ぐ


長かった連絡通路
  15時20分、機はヒースロー空港に40分遅れて着陸。日本との時差が8時間あるので、ここ迄13時間の長旅であった。以前にも、乗継ぎの為に利用したことがあるので、今回で2度目になる。ヨーロッパ随一の大空港を誇るだけあって、国内便の乗り場まで長い距離を歩いて移動【写真右】。幾度も階段やエスカレーターを使い、まるで迷路の様であった。

 16時25分発エジンバラ行きBD-60便は、何と80分も遅れて離陸。
 18時30分、当然予定時刻よりもその分遅れてエジンバラ空港に着陸した。


専用大型バス

 待機していてくれた白い大型観光バスに乗り込む【写真左】。ゆったり座席のデラックス仕様である。今日から始まる英国めぐりのバスツアーは、最後までこのバスを使うことになっていると言う。50代の温厚そうなドライバーが紹介され、26名全員の拍手に応えて彼の頭が軽く頷く。後姿なので表情は分からないが、寡黙な男らしい。スタートした時刻は7時半を過ぎていた。曇り空ではあるが、まだまだ日暮れには間がありそうな郊外の道を、バスは滑らかに走った。

豪華なシャクナゲに感嘆

 40分程走ったあたりで、添乗員の指差す方向に城館を見た。それは閑静な小高い丘に建っており、いかにも英国風な風情を感じさせる景観であった。絵になる眺めだなぁと思ったその館が、今夜の宿「ラディソン サス アース キャッスル」であった【写真下】。昔、貴族が住んでいた館をホテルに改造したものらしい。手入れの行き届いた広い敷地にグリーンの芝が美しく、それを取り囲むように満開のシャクナゲがこんもりと取り囲む庭はしっとりとした落ち着きがあって心が和む。その木の丈は3メートル余りあるのもあり、幾種類もの花を咲かせて豪華そのもの。さすがはシャクナゲ王国であると感嘆する。日没迄には、まだ暫くの時間があった。急いでスケッチブックを開き写生に取りかかった。西陽が建物を赤く染めるのを眺めながら、長旅の疲れも忘れてしまう一時を過ごした。
 食後、温めのバスにゆっくり浸かり、狂ってしまった体内時計をなだめ乍ら横になる。


ラディソン サス アース キャッスル

 

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