★ 2003 ニュージーランドの旅
◆4日目(1月18日) 曇 前の日へ
前の日
次の日へ
次の日
【本日の旅程】=ベアレイ→アーサーズパス→Janthe湖畔→FOXグレイシャー

(◆マークの付いた写真をクリックすると拡大画像が見られます)

◆ サンドフライ

 今朝も空は一面雲に覆われていたが、次第に明るくなるようであった。昨日と同じパターンである。8時、食事を済ませ、丘の上からの景観を写生する為、道具を抱えて斜面を上がった。前回も眺めて印象深い山並が近くに見えた。早速、草地に腰を据えて写生に取り組んだ。ところが、忘れていたサンドフライの歓迎を受けてしまった。虫よけの薬をつけるのも忘れていたので、写生どころではなくなり退散した。その間、家内は今夜の宿泊予定地であるFOXグレイシャーの宿を探し、モーテルの予約を済ませておいてくれた。
10時、鍵を返し、昨日の河原まで行って写生の続きに取り組んだ。陽が差して来て暑くなったが、外にはサンドフライが待っている。どうしてこうも沢山、行く先々に居るのだろうか、憎っくきサンドフライである。暑さを我慢しながら、車内で仕事を続けた。
 12時少し前、再度ホテルに帰り、今朝サンドフライにいじめられた丘に上がり、アーサーズパスの山並をカメラに収めた【写真右】

◆アーサーズパス遠望◆

◆西海岸を走る


アーサーズパスを振り返る
 12時、75号線をホキチカに向かって走り始めた。道幅は広くないし、アップダウンやカーブも多く、スピードは抑えて走らなくてならなかった。アーサーズパスを越えたらビューポイントがあったので立ち寄ってみた。来た道とこれから走る道を展望することが出来た【写真左】
1時間程走り、路肩に車を寄せてランチにした。Kumara Junction で6号線に入り、まもなくホキチカを通過した。原生林の中を走る感じで、起伏やカーブの多い道が続く。忘れた頃に対向車線に車が現れた【写真下・左】。NZだけだと思われるが、橋の部分だけが1車線に狭くなる【写真下・右】。車の通行量は少ないのだから、橋の建設費用を考慮すれば合理的である。橋の出入口には、通行の優先順位が示されており、渋滞することは皆無であった。

◆原生林の中を走る◆

線路も共存する1車線の橋

◆Ianthe 湖畔

  Ianthe 湖畔で小休止。湖畔に小さな駐車スペースがあり(8台位が限度か?)、木陰には更衣室とトイレの設備もあった。澄んだ水はさ程冷たくはなく、泳ぎを楽しむ人や、釣りを楽しむ家族の姿があった【写真右】。それにしても、何とのどかで平和な情景であろう。一緒になって、のんびり寛いだ。


釣りを楽しむ父と娘

◆Fox Glacier 村


Whataroaの村で給油

 Harrihari (此所からフランツジョーゼフ村まで63キロ)を過ぎ、Whataroa のMobil で給油した【写真左】。短パンのオバサンが、“Have a good holiday!”と見送ってくれた。
 Mapourika湖を横目で見て通り過ぎ、まもなくFranz Joseph村へ入る。中心部にあるFood Centre で食料を買い込み、22キロ走ってFox Glacier 村に到着した。
 1997年に3日滞在したことがあるのに、予約しておいたMotel への道が分らない。6時を過ぎる場合は電話をするように言われていたので、少々焦った。幸いにして、約束の時間前に到着することが出来てほっとする。モーテル入口には、No Vacancy の札が掛けられてあった。ヤレヤレである。

 

◆Matheson Lake Motel

 Matheson Lake Motel が、今夜の宿である。ひさしのあるガレージ付き unit は、ダブルベッドだがバブルバス付きであるのが嬉しい。キッチンも清潔なので、明日も此処で宿泊することにした【写真右】
 サンダルに履き替え、庭に咲く花々を愛でながら戸外を散策した【写真下】。隣接して広い草地があり、若い女性と子犬が遊んでいる姿が小さく見えた。子犬は、女性の投げるボールを追いかけて走り、女性は受け取ったボールを更に遠くへ投げた。飛んで行くボールを見ながら子犬は再び走り出す。いかにも楽しそうであった。遠くの民家に灯がともり、時おり、走り去る車の音が聞こえてきた。静かな一時。旅の疲れが癒されていくことを実感する。村はゆっくりと夕暮れに包まれていった。

今夜の宿
庭に咲く花


 

 

ライン


ホームへもどる
HOME

前の日
次のページへ
次の日