★晴ればれ・2004・スイスの旅
◆2日目(8月21日)小雨 目次へ
前の日
次の日へ
次の日



シャモニー行きバス
 7時、朝食(パン・ハム・チーズ・ヨーグルト・果物)。8時、外に出たら小雨。傘をさす程でもないので、真っすぐバスターミナルへ急いだ。発車10分前になって、ようやく発券。2階建てのバス【写真右】に乗り込む。一階の座席を見渡してみたら、我々を含めて日本人が5人、ほぼ満席であった。

 予定より10分程遅れて発車したバスは、すぐにフランスとの国境で停車。制服姿の係官2名が乗り込んで来て、乗客一人一人のパスポートを厳しく改め始めた。僕らのパスポートを手にした若い係官が、難しい顔をしたままページをめくり、なかなか返してくれない。何事ぞ?少し緊張した。理由は直ぐに分かった。たくさんのスタンプが押してあるので、今回の成田発のそれを見つけることが出来ないでいたのだ。結局、年配の係官と相談して返してはくれたものの、役人とすれば釈然としなかったに違いない。自分でも、改めて探してみたが見つけるのに苦労した。似たようなスタンプが、所構わずやたらめたらに押してあったからである。これでは、見つけるのに苦労するのは当然である。

◆最新のデジタル1眼レフカメラ

 断続的に降る雨の中を、バスはシャモニーへと走った。窓外の景色も低く垂れ込めた雲が邪魔をして、一向に冴えない。がっかりである。

 実は、今回の旅に備えて、新しいデジタルカメラを持参してきたのである。古いデジタルカメラの泣き所は、シャッタースピードが遅く、動く対象を的確に撮影出来ないことであった。その為、バスや電車からの近景の撮影は困難であり、幾度残念な思いをさせられてきたことか。最近になって、ようやく高速撮影が可能なデジタル一眼レフカメラが登場し始めた。性能・重さ・大きさ・価格などに不満があり、旅の直前まで迷っていたのだが、思い切って購入に踏み切った。今回の旅で、今までと同じ悔しさを味わいたくはなかったからである。以前のカメラに比べて、重さは3倍、大きさもその位。しかし、貴重なシャッターチャンスと精細な画像をキャッチする為には、我慢しなくてならぬと思う。失敗しないよう、使用説明書を読み乍らの撮影である。帰国する頃には、マスター出来ているだろう。

◆雨のシャモニー


閑散としたシャモニー駅前
  シャモニー駅がバスの終点であった。時計は.10時を少し過ぎていた。しかし、相変わらずの雨天の所為であろう、駅前は閑散としていた【写真左】
  昔の記憶を辿りながら駅前通りをセンターに向けて歩き、橋を渡った交差点を右折。途中で1度だけ商店先の女性に尋ねたが、目的のホテルは直ぐに見つかった【写真下】。以前にも泊ったことのあるホテル・ラルヴ。様子が分かっているだけに、安堵する。

 


懐かしい「ホテル・ラルヴ」

雨上がりの教会

 チェックインするには、まだ時間が早過ぎた。モン・ブランが見えるはずの307号室に泊めてもらうことになったが、まだ部屋は清掃が済んでいなかった。取りあえず、荷物だけ置かせてもらい、町に出かける。

 駅の近くの公園に、食品のテント市がたっていた。美味しそうなトマトを買った。小さな少年が手伝っていた。可愛い顔をしているので、序でに一個だけ小さなメロンも買った。何となくリッチな気分になった。ホテルに帰ったら冷やして食べよう。

 iに行って情報を集めている間に雨が上がった。案内所と道を隔てて建つ教会の姿が魅力的に見えたので【写真右】、急いで写生した。


少しだけモンブランが見えた

 ホテルに帰ろうとしたら、雲が切れて陽がさしてきた。少しだけだがモン・ブランが姿を見せた【写真左】。モン・ブランの初登頂者:ジャック・パルマと自然科学者:ソシュールの像【右下】の周辺には、突然湧き出て来たように沢山の観光客の姿があった。陽がさしたのは、つかの間であった。ホテルに帰ったのは1時頃。丁度清掃中だったので、バルコニーで昼食(パン・とうがらし茶・トマト・メロン)。落ち着かない空模様なので、外出は諦め食後の昼寝と決め込んだ。


ジャック・パルマとソシュールの記念碑

 

 6時過ぎ、近くのスーパーに出かけ、明日の弁当用にパン・バナナ・チーズ・ジュースなどを買いこんだ。

 ディナーは、スープ、肉と野菜の煮込み、チーズビュッフェ、アイスクリームとケーキ。赤ワインもオーダーして【写真下】、半分位飲んでしまった。その所為であろう、部屋に帰ると直ぐに眠ってしまった。


赤ワインで乾杯

ライン


ホームへもどる
HOME
目次へ
前の日
次のページへ
次の日