★ 2001 新春ネパールの旅
ネパール国旗  ◆ 1日目(1月13日) 【旅の全体地図】 目次へ
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【本日の旅程】=成田→(空路)→バンコク(ホテル泊)

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 ネパール・ヒマラヤへの旅は、11月、12月がベストシーズンである。今回は、時期を少しずらしての訪問になるので、現地はその分寒いだろうと思う。それなりの持ち物を準備、持参せねばならないのは仕方ないことだが、今回は、旅行社が面倒をみてくれる贅沢な旅である。思い切って必要最小限度の荷物に厳選したら、二人合わせて10キロ余り。余裕である。その分、今回はネパールの人たちに役立ちそうな衣類を持参することにした。
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バンコク国際空港に降り立つ
 5時起床。6時発の電車に乗車すべく、小型ザックを背に、機内持ち込みも可能なキャリーバッグを転がし乍ら、まだ明け切らぬ暗い道を駅に向って歩いた。凍った路面を転がる小さな車の回転音が、やけに響きわたるようで気がひける。吐く息が白く、気持が引き締まる思いである。電車が池袋駅に近付く頃、ようやく東の空が明るくなった。


◆ まずはバンコクへ
 予定通り、8時18分に成田第二空港駅に到着。約束の集合時間に間に合うことが出来た。空港は沢山の人で混雑していた。今迄に見たこともない程の混雑ぶりに吃驚である。約束の時間には間に合ったものの、チェックインの為に延々と長い行列が出来ており、搭乗時間までの大半の待ち時間はここで費やすことになってしまった。タイ航空:TG-641便のジャンボ機は、予定の時間を20分余り遅れて11時少し前、意外に軽々と離陸した。
 バンコク国際空港には、30分遅れて無事着陸。実に滑らかな着地をしてくれたので、拍手したい気分であった。現地時刻は、午後4時。日本との時差は2時間あるので、飛行時間は凡そ7時間であった。外気温:32℃。予期してはいたものの、真冬の日本からいきなり真夏のタイランドである。防寒コートを手にして暑い空港に降り立つ【写真】。対策の不十分さをつかれて汗をかかされてしまった。

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↑ ハイウェイより望むバンコク市街
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ホテル『Sol Twin Towers』→

 空港からは迎えのバスで、日本の援助で造られたというハイウェイにのり、大きなバンコクの街【写真上】を眺めながら走って40分、今夜の宿泊ホテル『Sol Twin Towers』に到着した【写真上】。いかにもタイ国らしい色彩の溢れる広い玄関フロア【写真下】、吹き抜けになっているホテル入り口には、郷土芸能の楽器を演奏する美しい娘が二人【写真下】、にこやかに我々を歓迎してくれた。

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ホテル内の玄関フロア
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ホテル入口での演奏による歓迎

◆ タイシャブ (タイ式シャブシャブ)
 タイならではの食事をしてみたいと思った。地元ガイドのお薦めは、「タイシャブ」。日本の「すきやき」みたいなものだと言う。ガイドに連れられ仲間とその専門店があるナライホテルへ車で出かけた。ホテルでは丁度結婚披露の宴が始められるところであり、着飾った沢山の祝賀の客で賑わっていた。
 なるほど、「すきやき」によく似ていた。鍋にスープが用意されてあり、スープを加熱しながらそこに好みの食材を加え、好みのタレと共に賞味するというものであった【写真】。食材は野菜・茸・はるさめから烏賊・魚・肉まで豊富な種類が用意されてあり、「たれ」も4種類ほど並べてあった。食後の果物もあり、全て食べ放題で1000バーツ(約3000円)。現地の物価と比較すると、結構高い値段である。後で聞いてみたら、この料理は「すきやき」をヒントにして日本人観光客用に工夫されたものであり、暑い国のタイ人はこんな熱い料理は好まないということであった。つまり、タイ料理とはいえないものであった訳だ。
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タイシャブに舌鼓

◆ 夜のマーケット
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夜の屋台ショッピングストリート
 食後の腹ごなしを兼ねて、パツポン通りにある観光客用の「屋台ショッピングストリート」に立ち寄ってみた。最近、バンコクの観光名所にもなっているそうだ。昼間は普通の道路であるが、夜8時頃から屋台の店が道を埋め尽くすように並びはじめ夜中過ぎ迄賑わうという【写真】。日用雑貨から偽ブランド品・衣類や食品・音楽テープ・土産品などあらゆる品が揃っているようであった。「オジサン!ロウガンキョウ、ヤスイヨ!」「何だと!」怒った顔して振り向いたら、若い娘の可愛い顔があった。コロコロ笑う。一緒に笑ってしまった。毎日大勢の日本人観光客を相手にしているのであろう。日本語を上手に操る売り子が多い。
 通りの両サイドには、ブランド品を売る店、薬屋やマクドナルド、セブンイレブンも軒を連ねていたが、ゴーゴーバーとかいわゆる風俗店が主役の活気に満ちた賑やかな歓楽街であった。通りに開放された入り口からは店内に響く激しいリズムが流れ出し、嫌でも店内が目に入る。見れば全裸に近い娘たちが広いカウンターに立ち並ぶポールを抱いてあやしく腰をくねらせ、お客はそれを眺め乍ら飲食していた。思わず歩調が遅くなる。セブンイレブンで0.5リットル入りミネラルウオーターを2本買った。1本7バーツ(約20円)であった。

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