フローリアへの道は、1本道。広くはないがしっかり整備された道だった。1度だけ複数の女性を乗せたトヨタのランクルが低速で追い越して行った。何となく面白くない気持ちで歩いていたら、今度は若い女性が駆け足で追い抜いて行った。若さって素晴らしい。青息吐息の我が身が情けなく思われたが、元気を貰えた気分になってひたすら登る。超スローペースの歩きだが、何とかなりそうだとの確信があった。幸いなことに木陰が多く気持ちの良い道であった。
突然、道に太陽が照り付け、展望の良い場所が開けた(写真左)。道に沿って赤い日傘付きのテーブルが並べてあり、テーブルの横には色とりどりの花が咲いていた(写真下)。そこには展望を楽しみ乍らコーヒーやビールを飲み寛いでいる人たちの姿があった。それはフローリア経営の野外お茶席であった。
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