2008カナダへの旅

◆4日目(7月15日)晴れ

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出発

ロッジ入り口

 夜中に2度ほどトイレに行ったが、お腹の調子は治まったらしい。7時前には目覚めたが、割合良く眠れたと思う。体調も良くなったように思われ、朝食前に、カメラ片手に散歩に出掛けた。今日も晴れ、清々しい朝の冷気が気持ち良い(写真左)。

◆レンタカーの旅スタート


観光案内所

 9時過ぎにチェックアウト。先ずは(i)に寄り(写真左)、国立公園のパス(4日分)を購入、フロントガラスの内側に貼付けてスタート。ジャスパーの駅舎を左に見送り、少し走って交差点を左折、93号線をレイクルイーズ目指して南下を開始した。

◆93号線の魅力


エディスキャベル山(3363m)

 走りはじめたら、雲が多くなって来た。ロッキーの山並みを右手に眺めながら走る。道と平行に流れているアサバスカ川の向こうにエディスキャベル山(3363m)が現れた (写真左、下)。風格を感じさせる姿である。


エディスキャベル山

ロッキーの花:インデイアンブラシ

 足元にはロッキーの花:インディアンブラシが咲いていた(写真左)。


アサバスカ湖から流れ落ちる水

 アサバスカ滝にも立ち寄ってみた。滝の背後に聳える山もなかなかの景観であったが、滝を正面に見るビューポイントからの眺めも壮観。足場が狭く観光客も多いので、眺めるだけにして場所を譲った(写真右、下)。


アサバスカ湖から流れ落ちる水

湖畔の森にリス発見!

 水辺の茂みにリスの姿、可憐な草花も咲いていて、しばしカメラ片手に寛いだ(写真右、下)。


湖畔に咲いていた花
 次々と魅力的な山々が現れるので、その都度車を止め、道草を食うことになる。もともと、それが目的でこの93号線を走っているのだが、何度走っても興趣の尽きない路線である(写真下)。

ロッキーの山(水彩)


ロッキーの山(水彩)

ロッキーの山

ロッキーの山

ロッキーの山

ロッキーの山

◆黒熊,出現!

 スムーズに流れていた車が、突然渋滞を始めた。その原因は直ぐに分かった。以前にもこの道で出会ったことがある。熊が現れたのだ。何人もの人たちが指さして騒いでいた。僕も路肩に車を停め、カメラ片手に走った。道のすぐ側の茂みの中を、悠然と歩く黒熊を見つけた。カメラを構えると目線が合った。瞬間緊張したが、熊はひと睨みしただけでゆっくり茂みに消えて行った(写真下)。

木立の中を移動する黒熊を発見

熊と目線があってしまった、「ドキリ!」

一睨みしただけで、熊は木立の中に消えた

高速道を横断した野生シカのファミリー

 又しても渋滞。又、熊が現れたのか、と思いきや、今度は野生シカのファミリーが、車道を横断していたのであった(写真右)。

 

◆コロンビア大氷原

 氷河を頂く山が現れた(写真下)。間もなくコロンビア大氷原が見えて来るはずである。年々氷河はやせ細り後退を続けているらしいが、見物に訪れる人は相変わらず多い。駐車場に入り、トイレ休憩。

ロッキーの山

ロッキーの山と氷河

コロンビア大氷原

◆サンワプタ峠とすすり泣く壁

 サンワプタ峠でカメラストップ(写真下)。山麓に沿って伸びる73号線を見渡すことができる。

サンワプタ峠から

 峠を下りた左側の壁が、観光名所の「すすり泣く壁」雪解け水が幾筋にもなって流れ落ちているのでWeeping Wallと呼ばれるようになったらしい(写真下)。

すすり泣く壁

◆ナムタイジャ


ボウ湖

 天気は不安定だが、大きく崩れることはない。ナムタイジャにも、ちょっと立ち寄った。6年前にも飛び込みで1泊したことのある懐かしい宿である。今回は、3日後の宿泊を日本で予約しておいたのだが、結構繁盛しているようだ。駐車場には、沢山の車が並んでいた。車を下りて少し散策。雲が厚くなり、ボウ湖はひっそりと静まりかえっていた(写真右)。スケッチする気持ちになれず、今夜の宿泊地:レイクルイーズへ向うことにする。

 

◆変貌進むクロウフット


クロウフット氷河

 73号線に出て右折。2〜3分走った地点の右側がヘクター湖。ビューポイントの案内に誘われカメラストップ。見上げる岩肌にクロウフットと呼ばれる氷河が見えた。言われて見れば、正に巨大な鳥の足に見えないことはない(写真左)。かっては、しっかり3本の足に見えていたらしいが、現在は下の1本が消えつつあり2本指に変貌しつつあるのは惜しまれる。これも、地球温暖化の為せる変貌であろう。

◆レイクルイーズ

 ヘクター湖からレイクルイーズまで35キロ。道を間違えることもなく、無事走行出来た。前回、この街に来たのは2002年の秋だから、もう6年も昔のことになるのだが、一度来たことのあるこの街は、景観も懐かしく思い出されて安心感が伴う。初めて走る道でも、落ち着いて運転出来るから面白い。先ずは、サムソンモールのスーパーで買い物(バナナ、トマト、野菜ジュース)を済ませる。今日の夕食は、アルファー米とめざし、味噌汁にすることとする。聞けば、家内のお腹も少し調子が不安定だという。こんな時は、慣れ親しんだ粗食が一番である。
 予約しておいた「レイクルイーズイン」は、前回宿泊したYHの向かい側であった。玄関前に車を停めて、ふと植え込みを見たら、立ち上がって草花の実を取ろうとしているリスの姿があった。その何とも可愛らしい姿に、疲れも吹き飛び心が和んだ(写真下)。

植え込みの中にリス発見!

ライン


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