◆出発の朝のハプニング
5時起床、6時18分、西武池袋線清瀬駅発に乗る。山手線に乗継ぎ、日暮里駅に近づいた時だった。鼻がむずむずするので変だな、と思って手で触ったら、手の平に血が滴り落ちるのを見た。急いで両の手で押さえた。指の間から赤い血が流れ出たが、とっさの事なのでそのまま電車を降りた。心配そうに見守る家内に「大丈夫だ」と言い乍ら、ともかく待合室まで行き、トイレで鼻血の始末をした。時間に余裕があったので、少し椅子に座って安静。さてさて、一体どうしたことだろう・・・と、しばし途方に暮れた。考えてみても思い当たることがない。血も止まったことだし、ままよ、空港に着いてから考えようと、京成電車に乗り継いだ。特急スカイライナーの座席に身を沈めて1時間。この安静がよかったのだろう。もう、出血の心配はなさそうだった。医務室に寄って相談しよう、と言う家内を、再度「大丈夫だよ」と安心させて、チェックイン。それにしても、突然の鼻血には驚ろかされた。一体全体何が原因だったのだろうか?
【帰国後、家内曰く。この旅行は取りやめにしようかな、と真剣に思ったそうだ。旅の終りまで、何事も無く経過して幸いであった。】 |
◆嬉しいハプニング
JAL451便 |
チェックインしたとき、今度は嬉しいハプニングが待っていた。
10日程前、予定していた機種が変更になったので、座席も変更になるという電話をもらって不安に思っていたのだが、以前はビジネス客に提供していた座席に変更させていただきました・・・と言う。何と言う幸運。勿論、食事までは望むべくも無いが、ゆったりシートで寛げるのは何よりである。
嬉しい気分で搭乗ゲートA61へ移動した。窓外には、今回、命を預ける白い機体のJAL451便が待機していた。予定より40分程遅れて離陸。足を伸ばし、映画を鑑賞し乍ら空の旅を楽しんだ。 |
◆チューリッヒに到着
チューリッヒには、20分遅れて到着。大分様変りした空港のゲート66へ移動。乗り換えに約1時間待ち、ジュネーブに飛ぶ便が更に20分ほど遅れて離陸した。30分程のフライトで、無事目的のジュネーブ国際空港に着陸した。現地時刻、18:45。外は未だ明かるかった。空港駅で半額パスを購入、とりあえずT/C300フランだけ現金に換金。7:35発St.Gallen行きに乗車。
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予約しておいたコルナヴァン駅近くのHotel Cristalは、直ぐに見つけることが出来た。5年振りの再訪であったが、その場に立つと記憶が甦り、懐かしい思いで通りを歩いた。何故か、人通りが少なく静かであった。
明日の準備を整え、室内で軽く夕食。持参の緑茶を入れて疲れを癒した。やはり、疲れたな、と思う。 |
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