リーフ左 「アルプスの時」紹介 リーフ右

アルプスの時 岩切岑泰・岩切綾子・著
ライン
体裁
装幀 菊地信義   発行 木犀社
A5判 ハードカバー上製 260ページ
定価 2.500円
“はじめに”<岩切綾子>から抜粋
  私は旅が好きです。ひとつの旅が終わると、いつも私の手の中には、旅がくれた素敵な贈物が残って います。(中略)旅がくれた贈物は数限りなくあるのですが、特に思い出に残るものを11の項にまとめて書 いてみました。(中略)その多くが失敗談であることに我ながら呆れます。天下に恥を晒すことはない、と いうためらいも当然あります。でも、失敗するたびごとに救いの神が現れて、なんとか窮地を脱することが 出 来たのも事実なのです。(後略)
“おわりに”<岩切岑泰>から抜粋
  初めて個展を開いたのは15歳の春であったから、(中略)今年で画歴55年ということになる。(中略) 学生時代、友人と共に出かけたアルプスに心惹かれ、しだいに山の絵を描くようになった。山の見える風景に誘われて 旅に出ることが多くなり(中略)それぞれに思い出深い旅ばかりである。とも あれ生きて来た証として、その中から特に感慨深く思われる4つの記録を選ん で加筆、画像も添えて『旅の記憶』として収録することにした。(後略)
目次
口  絵:風景画(カラー印刷)27点(文中:モノクロ写真多数)
エッセイ:旅の贈物11篇(街角の親切・奇跡・セガンティーニ巡礼、他)
紀  行:旅の記憶4篇(アルプス三人行・三つの雪山・チベット横断、他)
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「アルプスの時」を読んで お寄せ頂いた感想文の抄録です
heart 私ども,交互に頁を追いつつお二人の感動の足跡を辿らせて頂きました。大変良質な旅をなさっておられること、 そして私も旅は人との出会いだと感じていますので、それを実践されているお人柄に大変感動いたしました。(K氏)

heart 包を開いて先ず注目したのは、ブックカバーの美しさでした。屹立するアルプスの異形の山々と何とも童話的な タッチの明るい小さな集落との対照が見事で、しばし感嘆しました。読者は皆、この絵にいざなわれて座り直し 本を開くのではないでしょうか。(I氏)

heart 澄み切った平明な文章に吸い込まれ、すべてを投げ打って読ませて頂きました。(S氏)

heart 読後、上等な名酒を飲んだ後にも似た満足感に満たされました。その満足感とは、何か無垢なるもの、純なるも の、清らなもの、ゆったりしたものなどがないまぜになったようなもの、と言ったらよいでしょうか・・・。 旅の出会いや旅で知り合われた方々との友情をとても大切にしておられるご様子、そして飾らないお人柄やご夫 妻のお互いを気遣うお気持が行間から漂ってきます。旅とは出会いであるという事を、改めてご本から教えて頂 きました。(G氏)

heart 最初のページを読み始めたら面白くて一気に全部読んでしまいました。美しい絵や写真もさることながら旅行中 の数々のトラブル,身につまされる思いがしました。後半のチベット横断もハラハラドキドキ。あんな大変なツ アーも世の中にあるんですね。(Tさん)

heart 本のカバーから「うわあ!読みたい」と思ってしまいました。そして一気に『高い月謝』まで読んでしまって、 何だか心がぽかぽか温かくなってくると同時に、もっと英語の勉強をしなきゃあとか、私も旅の思い出を整理し ようかとか、さまざまな想いがこみ上げてきました。久しぶりの想いです。勇気をくれますね。この本は。(Oさん)

heart 私には行った事もなく、写真で見たこともない所の風景が目の前に見えるような思いで、最初から最後まで楽し く読ませてもらえたのは、この本の文章がその情景を熱い思いで的確に表現されていたからにほかならないと感 じています。(N氏)

heart 我が家の庭を散歩するようにアルプスを歩き、すばらしい山々の景観を愛で、スケッチブックに収め至福の時を 過ごされる先生ご夫妻、その道中で出会われた多くの素敵な方々のことをワクワクしながら読ませていただきま した。そしてページのあちこちに散りばめられた旅の知恵ヒントを頭に置いて、私たちもいつかこのようなステ キな旅をしてみたいものだと思わずにはいられません。(Sさん)

heart お二人の絶妙な取り合せにほのぼのとした幸せを伺い知る事が出来、羨ましい限りです。読み進むうちに一緒に 旅をしているようで、ドキドキしたり感動したりと、随分得をした気分になって参ります。特大地図を見乍ら奥 様の案内と沢山の絵や写真に従って幾度も海外旅行を楽しませて頂きます。(Sさん)

heart 読み乍らひやっとしたり、にやりとしたりの連続でついには破顔大笑に迄至りました。特にご主人の悄然とした 降参ぶりを想像しますと気の毒やらおかしいやらでその場の情況が目に浮かぶようでしたし、前半随所に出て来 る母娘の温かい触れ合いの記述にほのぼのと心和むのは、矢張り年の所為でしょうか?「秘境チトラール」「チ ベット横断」の臨場感は格別でした。一気に読了とは此の事かと思う程のスピードで読ませて頂きました。(N氏)

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