Birg駅で降りたのは我々と外人ファミリー(4人家族)だけであった。話しかけてみたらドイツからやって来たと言う。気持ちの良いファミリーであった。下山ルートを確かめ合い、先に行ってもらった。ゴールまでの標高差は770m。
駅を出て左折(写真左上)、しばらく下って今度は右折。谷に沿って真っ直ぐ下れば、ゴール地点に行けるはずである。最初の雪渓を慎重にトラバースした(写真右上)。谷は広く、傾斜も緩く、ルートを迷う心配はなさそうだ。残雪に足跡を付け乍らのんびり下る。振り返ってみたら、稜線の上にゴンドラの姿が小さく見えた(写真左下)。
時折、霧に包まれ視界が浅くなったが、ルートであることを示す白地に赤の道標があって安心である(写真右下)。霧が無ければ、ユングフラウ3山を眺めることが出来るのだろうな、しかし、この霧がなければ太陽の直射を浴びて暑い思いをさせられているのかもしれない。適温の中を歩けることに感謝しよう。
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