2007アルプスへの旅
◆8日目(8月21日)雨 目次へ
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◆今日も朝から雨!


親切だったJTBガイド

 6時、起床。良く寝たようだ。腰も痛くない。コルチナの病院へ行かなくて済みそうである。残念乍ら、今日も雨。ゆっくり休養せよ、という神の思し召しなのかもしれない。

 7時半、朝食に降りたら、食堂はまだ閉まったままであった。30分後、出直す。朝食の内容はやや不満(野菜が少ない、パンの種類、ハムの種類も少ないと思う)。夕食のメニューがテーブルの上にあり、希望する料理に○印を付けさせられた。夕食の時間をウエイトレスに尋ねていたら、通りかかったイタリア人女性が、流暢な日本語で「7時半!」と笑顔で割り込んできた。びっくりである。聞けば、ベニスでJTBのガイドをしていると言う。TVタレントのロザンナを思わせる其の人は小柄で陽気。記念に、とカメラを向けたら喜んで応じてくれた(写真左)。

 若い日本人カップルとも言葉を交す。オランダ在住、休暇で遊びに来たと言う。1昨日は天気がよく、トレチメを1周してきたそうだ。「5時間位でしたかね。」サラリと笑顔で答える彼らの若さに脱帽である。コースのことなど聞いて、ますます歩いてみたくなった。それにしても、どうしてこんなに雨ばかりなんだろうか。このままこの地を去るのはいかにも悔しい。更にもう1日、ねばってみることにする。フロントに話したら、問題なくOK。

◆ミズリーナ湖を1周する

 部屋に居ても退屈。湖を1周してみることにした。100円ショップの雨具を取り出し、小雨の中を歩く。さほど寒くはなく、途中で雨も上って散歩するには快適な気温である。楽しそうに散策する幾組もの家族連れとすれ違う。カルガモも気持良さそうに泳ぎ、茂る葦の中には寝ているカルガモたちの姿もあった。花の季節は過ぎていて種類は少ないが、ひっそりと咲く姿を目にすると心が癒される。一周、およそ1時間、気持の良い散歩であった(写真下)。


湖畔に咲いていた花とカルガモ

湖畔にて

店内にはストーブが

 Grand Hotel 1Fにあるスーパーで、昼食用食料を買う。湖畔の土産店にも立ち寄り、2008年度の小さなカレンダーを買った。ドロミテの山々が12葉。来年、ゆっくり楽しみたいと思う。見ると、店の片隅に、赤い炎のストーブがあった(写真左)。昼間から、今日は暖房を必要とする程に冷え込んでいる訳だ。重くなった足を励まし乍ら、ホテルへ引き上げた。

◆雨、降り止まず

 食後、二人とも昼寝。5時頃目覚めた。カーテンを開けたら、また雨が降っていた。がっかりである。土産店の娘は、金・土曜頃までダメらしいと言っていたが、そんなことはあるまいと思う。

 7:30〜、ディナー。昨日と同じイタリア人夫婦と隣り合わせた。昨夜はご主人の体調が悪かったようで、残された奥さんが一人で淋しそうだったが、今夜は二人揃って幸せそうである。
「よかったですね。今日はどう?」
「OK、ありがとう。」
 二人は笑顔で応じてくれた。言葉の壁があって、会話は続かない。しかし、気持だけは伝わったようである。些細なことではあるが何となく嬉しく、穏やかな気持で食事を楽しむことが出来た(写真下)。


今夜の料理

 もう1日延泊することにしたので、解決しておかねばならない問題が生じた。次に宿泊を約束している宿にキャンセルの連絡をしなくてはならない。しかし、持参の携帯電話が役に立たない。そこで、まだロビーに居てくれたJTBガイドに相談した。彼女は、オカミの携帯を借りて事情を説明し的確に伝えてくれた。お蔭でキャンセルチャージも不用となった。毎度のことだが、きわどいところでお助けマンが現れる。今回は、これで二人目。感謝の印に絵葉書セットをプレゼントした。


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