★ 2000 阿蘇周辺の旅
 ◆ 1日目(5月8日) 【旅の全体地図】 目次へ
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【本日の旅程】=熊本空港→阿蘇・草千里→大観峰→南阿蘇国民休暇村(泊)

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◆ 空路、熊本へ
9:45 羽田空港発、日本エアシステムのジャンボに搭乗、熊本に向かって飛び立ちました。連休明けだというのに、ほぼ満席の機内には驚ろかされました。熊本空港までは約2時間のフライト。朝刊に目を通しサービスのジュースを飲み乍ら、下界を眺めていると、右手下方に四国の海岸線が見え、間もなく九州へ上陸。湯布院岳かな、と思い乍ら見下ろしていたら、阿蘇外輪山を越え、阿蘇五岳と思える山上を通過しました。

  中岳高岳根子岳(ねこだけ)杵島岳(きしまだけ)烏帽子岳(えぼしだけ)の五岳を総称して阿蘇山と呼んでいますが、世界一大きい複式火山(カルデラ)として有名です。その外輪山の全周はおよそ130km、その中に広がる旧阿蘇山の陥没跡の大カルデラに、現在12町村の人々の暮らしがあるのだから驚きです。熊本空港は、西側の外輪山を超えたすぐ下の盆地に在りました。

11:20 熊本空港に無事着陸。

11:30
 予約しておいたレンタカーに乗り込むと、真直ぐ阿蘇国立公園に向ってスタートしました。阿蘇を横断する国道57号線は、さすが幹線道路だけあって立派なもの、車も少なく走りやすい。油断なく法定速度を少しだけオーバーさせて、快調に走行。途中、『大津道の駅』で昼食。飛び込んでくるお客さんたちや店員の話し言葉を耳にしていると、『九州に来たんだなーー』と、しみじみ実感させられました。懐かしい故郷のお国なまりがいっぱいなのです。立野から57号線と別れ、右折して国道325号線に入る。阿蘇五岳を左手に眺め乍らのんびり走行しました。気温が上昇したせいか、抜けるような青空には程遠く、すっきりしない天候になってしまいましたが、晴れは晴れ。晴れている間に出来るだけ見て回っておきたい。


◆ 草千里
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草千里より中岳火口方面を望む
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  村営白水温泉から左折、阿蘇登山道路吉田線を上がり、草千里を訪ねました。此所は昔の烏帽子岳の火口跡だそうで、正式には『草千里ヶ浜』といいます。千里の広さはないにせよ直径1000m位の大草原の眺めはいかにも雄大です。貸し馬に乗って、遠くにのんびり散策している観光客の姿もあって、草千里はのどかなムードに充ちていました。二つある池の内、一つは殆ど涸れていました。6月になれば又、グリーンと共に生き返ることでしょう。北側に望まれる中岳は、今日も白い噴煙を吹き上げていましたが、いまいち元気がなく、いささか物足りない。ともあれ南側の斜面を少し登り、池を近景に入れて中岳を写生しました。【油彩画の完成作品はこちら】


◆ 大観峰
 阿蘇登山道路坊中線を北に下り、57号線を横切り国道212号線を北上、外輪山中の最高峰である大観峰(936m)にも足を伸ばしました。ここから阿蘇五岳を眺めるとお釈迦様が横に寝ているように見えると言うので有名な展望台ですが、すでに時刻は5時を回っており、ぼんやり霞んだ展望しか望めなくて残念でした。


◆ 根子岳の夕景
 夕刻の展望を期待する気持ちが動きましたが、今夜予約している宿へのチェックインのことがあり、写生は諦めてUターンしました。国道212号線を南下、265号線で根子岳の東側を走って、南阿蘇国民休暇村に到着したのは6時過ぎ。宿舎の前には、おぼろに赤く夕陽に染まりつつある空を背にして懐かしい根子岳のシルエットが在りました。【写真下】

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根子岳 夕景
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